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エボラ出血熱の恐怖、ウイルスの感染ルートや症状の原因、対策などを簡単に解説 [科学]

エボラ出血熱


エボラ出血熱とは、致死率が5割を越えるウイルス性感染症の事であり、感染から1周間から2週間前後で発症。感染初期は、発熱や悪寒、倦怠感など普通のウイルス性の風邪などの症状と変わらないが、数日で歯茎などの粘膜部分から出血するようになり、内臓や皮膚下の細胞から出血する様になる。

発熱と出血が特徴的であり、エボラという川の付近で最初の感染者が出たため、その名前が付いている。

エボラウイルスは現在までに、ザイール型、スーダン型、レストン型、タイフォレスト型、ブンディブギョ型の5種類確認されているが、種類によって脅威度が異なっている。

一般的にエボラウイルスというと、ザイール型の事を指す。
スーダン型やブンディブギョ型もエボラ出血熱を発症し、死者を出しているものの、最も脅威度が高いのザイール型であり、地域によっては致死率90%に達し、エボラ出血熱の名を一躍有名にさせた。

レストン型はアメリカなどの先進国でも確認されているが、人体には大きな影響が無いとされている。

タイフォレスト型も人体に影響があるとされているが、死者は出ていない。
ちなみに、タイフォレストと言うのはタイのことではなく、アフリカの土地である。

効果的なワクチンや治療法なども確立されておらず、致死率も非常に高い。
発症が確認されれば感染者は隔離され、厳重な警戒態勢が敷かれる感染症となっている。

ここでは、特に感染力の高いザイール型・スーダン型・ブンディブギョ型について説明する。


ザイール型エボラウイルス
Ebola_virus_em.png

感染ルート


まず、空気感染はしない上に、咳やくしゃみなどの症状もないため、感染ルートは非常に限られている。
基本的には体液経由での感染であり、出血によって出た血液や唾液や嘔吐物に触らなければ感染はしない。
対処法としては、ノロウイルスなどに近い対処法を考えていれば良い。

さらに、アルコールや石鹸などの消毒で容易に殺菌可能であるため、感染者と接触した疑いがある場合には消毒することで感染を防ぐことも出来る。

ただ、問題となるのが強い感染力だ。
数個のウイルスが体内に侵入しただけで急速に増殖する。

理由としては、エボラウイルスが増殖するために必要な栄養が、人間などの霊長類のタンパク質であり、一旦体内に侵入してしまえば、加速度的に成長する事ができるためだ。

エボラウイルスに感染した場合に出血するのは、これが原因の一つになっている。

基本的にはウイルスが表皮を透過・分解する事はないため、看護や遺体の処理が必要な場合にはマスク、ゴーグル、手袋をして感染者の看護を行えばそうそう感染はしない。

無論、それらを外す前に消毒は必要だ。

ウイルスに関する知識や病気に対する対処法などの教育が進んでいない知識で感染が広がりやすい病気であり、「病気の人にむやみに触らない」「手洗いうがいをきちんとする」「感染者に近づくときはマスクをつける(空気感染しない場合でも、飛沫感染の予防に有効)」などがきちんと出来ていれば、問題はない。

大量発生している地域では、死者にキスをして送り出す風習があったなど、ウイルス感染に対する(エボラウイルスでなくても危険な行為)知識が無かったために、感染が食い止められなかったと言われている。

しかし、目、鼻、口と全身のありとあらゆる穴から出血し死に至るなど、恐ろしすぎる病気だが、何故このような症状が発生するのだろうか?

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エボラウイルスの活動


エボラウイルスの栄養源は霊長類のタンパク質であり、エボラウイルスの増殖の過程でタンパク質を勝手に分解する事が知られている。

さらに、エボラウイルスはタンパク質を分解した際に血液の凝固を阻害する物質を生成し、細胞が分解され出血した際に血液が固まらず、流出した血液に乗って更にウイルスの活動領域を広げる性質がある。

これにより急速に感染範囲が拡大し、細胞を破壊。

血液が流れる全ての部分で細胞を破壊しつくし、止まらない出血を引き起こして感染者を死に至らしめる。
こう聞くだけでもかなり高い脅威を持ったウイルスだということがわかる。


フィクション作品などでは、テロ活動などに使われたり、悪の組織が人間を殺すためだけに作ったウイルスなどという設定にも使われている程だ。

しかし、適切に衛生管理を行っていれば感染は広がらない上に、変異力もインフルエンザウイルスなどと比べると非常に遅い。

インフルエンザウイルスなどは、毎年変異して人類を恐怖に陥れているが、エボラウイルスに関しては、今後数十年以上は顕著な変異はしないだろうと考えられている。

空気感染などする様になったら大変なことだが、しばらくは心配なさそうだ。

おそらく、ウイルス感染症の中で最もイメージ的に恐ろしく、残酷な感染症と言えるエボラ出血熱。

過度に恐れず、適切に対処すれば十分に感染を食い止められる事が出来るので、ちゃんとした知識を持っておきたい。

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